製薬業界用語集 Pharmaceutical Glossary

製薬業界用語集 -MRを目指すなら知っておこう!-

バイオ医薬品
バイオ医薬品とは、遺伝子組み換え技術、細胞融合などのバイオテクノロジー技術を活用して創出された医薬品のことを言います。がんやC型肝炎に用いるインターフェロン、糖尿病治療に用いるインスリン、関節リウマチの治療薬などがバイオ医薬品に分類されます。
バイオ後発品(バイオシミラー)
バイオ医薬品の後発品のことを言い、バイオシミラーとも呼ばれます。一般的に、バイオ医薬品は高価であることから、患者負担軽減という観点からも、バイオ後続品の参入が期待されています。
パイプライン
パイプラインとは、新薬誕生に結びつく開発中の医療用医薬品候補化合物(いわゆる新薬候補)のことを言います。製薬企業にあっては、いかに豊富で強力な開発パイプラインを有するかが企業成長の鍵となっています。
非臨床試験
非臨床試験とは、動物を用いた試験のことを指します。様々な大きさの動物を用いて、薬のデータを取得し、生体への基礎的な効果(有効性と安全性)を評価・証明するための科学的データを提供するものです。非臨床試験の結果、有効性が期待でき、安全性にも問題がないと考えられた場合にヒトで行うのが臨床試験と言います。
以前は前臨床試験を呼ばれていたが、臨床試験開始後にも行われることから非臨床試験と言われるます。
ブロックバスター
ブロックバスターとは、超大型製品のこと言い、具体的には、1年間に世界で10億ドル以上を売り上げる製品がこのように呼ばれます。
分子標的薬
分子標的薬とは、疾患の発症メカニズムを分子レベルで解明し、その原因となる分子の働きを阻害することにより治療する薬を言います。
例えば、従来のがんの治療薬は、がん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまうため、重い副作用が発現することも少なくないが、分子標的薬は、がん細胞の特定分子だけを阻害するので、正常な細胞へのダメージが少なく、副作用の軽減も図られます。